忍者ブログ
-これって自分にツッコミ日記じゃんと思う今日この頃-
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

では 後半いっきまーす。
最後までハボックさんが主役です。

―――

「ハボック!!」
バン!と勢いよく扉が開いたかと思えば さっきまで下にいたはずの大佐がズカズカと一直線にやってくる。
あっさり手を離し、驚いて目を丸くしている中尉をちらりとだけ見て大佐に向き直った。

「…なんスか?」
「とぼけるな!!」
彼の声に空気がびりびりと震える。
下手すりゃ焼き殺されそうだなーと相手の剣幕にのんびり思った。
それでも暢気でいるのは たとえそうなっても彼女が止めてくれると漠然と思ったからだろう。

「っ大佐! どうしてこちらに!?」
彼の登場に驚いたのは中尉。
さっきの視線のやりとりを知らない彼女がそう言うのは無理もない。

「―――まぁ つまり。中尉はそれだけ愛されてるってことっスよ。」
大佐が何かを言う前に、おどけたように笑って言った。
「…え?」
「俺はただの親切です。誤解しないで下さい。」
彼の手に彼女の髪留めをポンと置いて そのまま脇を通り過ぎる。
「…中尉の泣き顔は見たくないっすから。」
それは彼にだけ聞こえる程度の声で。
意図に気づいた大佐がはっとするのを見て、それに満足したから笑った。
「じゃあ俺は帰りますんで、後は勝手に頑張ってください。」



―――俺は 別に中尉の恋人になりたいわけじゃない。
ただ、悲しい顔より笑ってくれた方が好きだと、そう思っただけだから。

自分が出てきた扉の向こうでは2人の話し声。
何処となく嬉しそうに見えた彼女に満足して、静かに扉を閉めた。

―――


髪留めをね、取るフリするハボックさんと、それを見て飛び込んでくる大佐をね、書きたかっただけなの…
さて私は誰に愛を注いでいるでしょう?(笑)

…しかし、放っておかれた中将の娘さんはどうなったのだろうか……
彼女は、私の中の「大佐が女性とデートする」理由です。
だから中尉も止めないし、大佐も彼女の目の前でそういうことをするのです。
…何大佐に夢見てんだとか言わないで下さいな。

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新CM
最新TB
プロフィール
HN:
柊 かなめ
性別:
女性
職業:
日記から察してk
趣味:
ビーズアクセサリー
自己紹介:
まったりのんびり生きてます。
マンガ大好き、寝るのも大好き。
基本はめんどくさがりです。

注意:
以前の日記と同じスタンスなので、ヲタも仕事も日常もごちゃ混ぜです。
真面目な検索で来られた方はスミマセン…(汗)

ヲタ歴:
封神でこちらの世界に入り込み、ガンダムSEEDにはまりまくり、現在は狼陛下も大好きです☆
時々サイトで二次小説を書き散らかしてます。
バーコード
ブログ内検索
P R
アクセス解析
カウンター
ブログ内検索

Copyright © [ ツッコミ日記 ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]