-これって自分にツッコミ日記じゃんと思う今日この頃-
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間違い。落ち着かない。こんばんわ。
寝て起きたら一次の合格発表の日です。
一日中みんなでフワフワしてました。落ち着かない…!
もうお風呂にも入ってしまったので寝ます。
…が。落ち着かないので何かネタを…と思って、放置していた女王小ネタを発見。
本当は拍手に置こうと思ったんですけど。更新する余裕がないので。
そんなわけで、お暇な方はいつもの場所からどうぞ。
あんまり明るい話ではないです。むしろ暗い。ってか李順さんが黒いです。
李順さんは夕鈴を大切にしていますよという話です。
そして黎翔さんの出番は皆無です。黎翔さんと夕鈴が出会う前の話です。
寝て起きたら一次の合格発表の日です。
一日中みんなでフワフワしてました。落ち着かない…!
もうお風呂にも入ってしまったので寝ます。
…が。落ち着かないので何かネタを…と思って、放置していた女王小ネタを発見。
本当は拍手に置こうと思ったんですけど。更新する余裕がないので。
そんなわけで、お暇な方はいつもの場所からどうぞ。
あんまり明るい話ではないです。むしろ暗い。ってか李順さんが黒いです。
李順さんは夕鈴を大切にしていますよという話です。
そして黎翔さんの出番は皆無です。黎翔さんと夕鈴が出会う前の話です。
「陛下のお茶に毒を盛ったのはこの者でした。」
玉座の前に女が引きずり出される。
彼女は夕鈴も顔見知りの女官だった。
「お許しください!」
夕鈴の足下で彼女は涙をはらはらと流す。
「…誰の命でやったの?」
「仕方がなかったのです! 従わねば家族が…!!」
「分かっているわ。」
そうはっきり告げられて、女官はハッとして顔を上げた。
「へい か…」
「だから、正直に話して頂戴。」
巷では"氷の女王"と言われているが、彼女は弱い者を切り捨てない。
この国の頂点に立つ女王陛下は、ただ全てのものに公正なだけだ。
真っ直ぐにこちらを見る澄んだ瞳に背中を押され、女官は震えながらも硬い口を開いた。
「か、…幹大臣、の、……」
「ああ、幹ね。」
予想通りだったと言わんばかりに夕鈴は溜め息をつく。
愚かな狸はなかなか数を減らさない。
「―――陛下、詳しい話は私が聞きます。」
李順が一歩進み出てメガネを光らせ、それを受けた夕鈴は軽く頷く。
元々そのつもりだったのだ。彼なら上手くやるだろう。
「彼女の身の安全の確保もお願い。」
「御意。」
夕鈴が片手を挙げて振ると、李順は了承の意を告げて頭を下げた。
*
「―――ご協力ありがとうございました。」
全てを話し終えた彼女に李順がにこりと笑みを見せる。
「喉が渇かれたでしょう。こちらをどうぞ。」
「あ、ありがとうございます…」
恐縮しながら受け取り、飲もうと口を近づけたところで彼女はぎくりと強張った。
「どうかしましたか? …ああ、そのお茶ですか。よく気付かれましたね。」
笑みはそのまま。ただ、メガネの奥の瞳は鋭い。
彼女が手のしている茶は、彼女が女王に飲ませようとしたものと同じ。
…内臓が溶けていく感覚に悶え苦しみながら死に至る猛毒だ。
「陛下は、お許しになったのでは…」
「―――陛下はお許しですよ。優しい方ですから。」
青ざめる女官を前に、李順の笑みはますます深まる。
「ですが、私はあの方と違って根が真っ直ぐではありませんから。嘘を見抜くのは得意なのですよ。」
「っ!」
「女性の涙に絆されるほどお人好しでもありませんからね。」
がしゃんと茶器が床に落ちて割れた。
「おっと、下手に動くと痛いよ?」
彼女は拘束されているわけではなかった。
だから簡単に逃げられると高をくくっていたのだが、一歩踏み出したところでそれ以上動けなくなる。
…いつの間にか背後に回っていた別の男に腕を掴まれ、彼女の首元には短剣が突き付けられていた。
「ここで逃がせば、貴女はまた恩も忘れて陛下に仇なす者となるでしょう。」
腕を捻りあげられて小さな呻き声を上げるも、背後の男は一切の手加減をしない。
そして、目の前に立つメガネの男が静かに告げる。
「あの方は優しい方です。自分が傷付くことを厭わない。―――しかし、私はそれを見過ごすつもりはないんですよ。」
女王を大切に思う者が二人。
彼女の心を守るために、彼らは闇の部分を引き受けた。
「せめて選ばせて差し上げましょう。ご自分で毒を飲むかそのまま喉をかき切られるか。お好きな方を選んで下さい。」
「ねえ李順、彼女は?」
全ての者に等しく慈悲を向ける女王は、李順の予想通りに彼女の行方を聞いてきた。
もちろんそこで真実を見せるようなことはしない。
「遠くへ行かれましたよ。二度と会うことはないでしょう。」
何の悪びれもなくそう言って、李順はいつものようににっこりと笑ってみせた。
嘘は言っていない。
あの女官は遠い遠いところへ行ってしまった。
二度と女王の手を煩わせることはない。
「…そう。遠い地でも彼女が元気でいてくれることを願うわ。」
李順はそれに答えなかった。
・・・・+・・・・
夕鈴は基本お人好しです。
それは李順や浩大が闇の部分を請け負ってくれたから。
幼い頃から命を狙われたり裏切られたりもしたけれど、それでも信じることを止めない程度には。
…このままだと、例の本は女王ネタになるかもしれないな。
でも、分厚くなりそうだから違うのが良いかなぁ。悩む。
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女性
職業:
日記から察してk
趣味:
ビーズアクセサリー
自己紹介:
まったりのんびり生きてます。
マンガ大好き、寝るのも大好き。
基本はめんどくさがりです。
注意:
以前の日記と同じスタンスなので、ヲタも仕事も日常もごちゃ混ぜです。
真面目な検索で来られた方はスミマセン…(汗)
ヲタ歴:
封神でこちらの世界に入り込み、ガンダムSEEDにはまりまくり、現在は狼陛下も大好きです☆
時々サイトで二次小説を書き散らかしてます。
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